2.19.2015

Agfa SILETTE

数年前まで作成していたホームページからの転載記事です。
今まで使ってきたカメラについて、なるべく少しずつこちらのブログに書きとどめて残しておこうと思います。基本的に、私は「撮る事を遊べるカメラ」が好きなのだなぁと思います。
今回は ドイツの庶民的カメラ、Agfa SILETTE(アグファ ジレッテ)です。
私のAgfa SILETTEは、こんな感じです。
SILETTEにはいろいろ種類があるようですが、私のSILETTEはとってもシンプルです。距離計も、露出計もありません。距離を自分で測り、露出も自分で考える、全ての操作をマニュアルで行います。
勿論、デジタルカメラではありません。戦後間もない頃の銀塩カメラです。現行の135フル(35mm)ロールフィルムが使えます。
形では、コダックのシグネット35みたいなものや、ツアイス・イコンのコンタフレックス スーパーBCのような形が最初はいいなぁと思っていたのです。でもこのカメラを見て、古い時代のシンプルな形に惹かれました。
操作も、とっても簡単です。レバー巻き上げ、ノブ巻き戻し。取説無しでフィルムを入れるまでは悩まずに出来ます。あえて、切り捨てれるものは切り捨てて。。。そう考えて、よしこのカメラでじっくり撮ってみたいと思ったのです。(時間を見つけては取りだしてSILETTEのお掃除をしていましたら、ピッカピッカの美品になりました。)
 
 
 
 
 
レンズは、Agfa COLOR-AGNOR 45mm f2.8。 明るくて価格の割にはとても良いレンズです。ファインダーは筒抜け、つまり構図確認用?に見るだけの為に付いているようなものです。ファインダーを覗いても、電動式ではないので、距離も露出も全く連動しません。全てをレンズ周りのダイアルを操作して、自分で決めなければいけないのです。
60年以上前の人たちはこうやって撮影していたのですねぇ。
シャッターはB(バルブ)、1/25、1/50、1/200 「VARIO」とあります。
VARIOについて、以前調べた事があります。
初期型は2枚羽根のエバーセット式、1/25~1/100秒で、1910頃に登場したそうです。後にはリムセットに改良されて、最高1/125秒のものも出てきたらしいとか。戦後は最高1/200秒となり、60年代まで作られてきたそうです。(参考:クラシックカメラ雑学ノート/佐々木 果 著/ダイアモンド社)。
この説明を読む限り、私のSiletteは、シャッター速度が最高1/200秒になっていますので、戦後の時代のカメラだというのがシャッターから分かります。

※後日距離計を購入しました。アクセサリシューに距離計を装着したところです。
この距離計は、二重像合致式です。と言っても、距離計を装着しても勿論カメラと連動はしません。本当に全てが手動なので、結局のところ目測とあまり変わりませんが、というかパンフォーカスの場合は目測のほうが速いくらいです。けれど、3mとか4mとかの微妙な距離の場合だと距離感覚の目安にはなります。
距離の測定方法:後ろの左側にある丸い小さな穴を覗くと像が2重にダブって見えます。像を見ながら右側の距離(フィート法)が記されたダイアルを廻して調節していくと、像が重なって一つに見えます。その時のダイアルの距離の数値とカメラ側のダイアルの数値とを手動で合わせます。カメラ側の距離もフィート表示なので、メートルとフィートを換算せずとも、距離計の数値をそのまま写せば良いのです。そういう意味ではこの距離計で数値を読み取る事は、メートル法に慣れている場合(私も含めて)、距離換算しなくて済む分楽になるというメリットはありますね。
それよりも、まずはこの距離計を装着した時のフォルムが、すごく可愛いです。
なんだかET(そういう映画がありましたよね。)みたいで、とても可愛いです。

SILETTEで撮影した画像です。
No.1  朝焼け (数年前の2月14日)
時間 7:00a.m. フィルム:FUJIFILM SUPERIA 100 
朝日が上がった直後の写真です。街が黄金色に輝いていて思わず撮影しました。
(一カ所光の反射を受けていました)とっさの朝焼けでの、急いでの撮影はこういうカメラは難しいですね。
No.2  朝霧 
(日付忘れましたが陽が昇った直後くらいの朝です。)
時間 6:30a.m. フィルム:FUJICHROME RVP 50 
「朝霧の中という悪循環と、たまたま装填していたISO50という恐ろしいくらい低感度のリバーサルフィルムで撮影してみました。。。。」的な条件下でした。色温度とか、色々不備な条件が頭の中を瞬時に駆け巡った中、出来上がりを見て、正直、よく写ったなぁというのが私の感想です。
(※このリバーサルフィルムのVelvia(RVP) ISO50(ディライトタイプ ISO50)は、今はもう販売されてないのですよねぇ。とろけるような柔らかく滑らかなラインと、鮮やかでメリハリのある色が大好きなフィルムだったなぁ。。としみじみ。。。。現在は進化したVelvia 50が販売されているみたいです。)

写真を撮るというよりも、「撮る事を遊ぶ」というのもたまにはいいかな?と思いました。面白いカメラですよ。こういう大衆的な古いカメラは、価値が低くて、ひょっとしてどんどん無くなっていってしまうかもしれません。でもずっと残しておきたいなと思いました。
※よろしければ、こちらの記事もどうぞ→PENTAX Optio750 うんちく (これはコンデジの銘機かも。)

2.12.2015

The Heavenly Village - Cynthia Rylant

I've finished reading "The Heavenly village" by Cynthia Rylant.
The Heavenly village
 by Cynthia Rylant
ISBN: 0-439-23149-3
On the spine of the book, it said:
A stopping place on the way to perfect happiness...
Everyone goes to heaven. But not everyone gets there right away.
Some spirits aren't quite ready to leave their lives behind. 
For these people, there is a stopping place, a place where they may keep half a heart in heaven and half a heart on earth. 
This place is called The Heavenly Village.

In a series of touching stories, Newbery award-winner Cynthia Rylant paints a moving picture of the spirits in this village. And in the process, she reminds us that life is an extraordinary gift, and that those we love are never really far away.
There are seven stories in this book, and each story is not connected, so you can read anywhere you want to read first. 
The stories are really cute! They are slightly religious, but warm and calm stories.

I thought if there were a village like the heavenly village, it was wonderful!
But also I think it is a novel, there isn't such a stopping place.
What should I do for the rest of my life?

You and I live on this earth, we can continue to have each own wonderful life because of we are still alive! And all is well.