8.06.2013

ツマグロヒョウモンが羽化

今朝、朝刊をとりに出たら、ツマグロヒョウモンが蛹から蝶になっていました。
慌てて、カメラを取りにいき、パシャリ!

数年前から毎年この時期になると、玄関先のスミレの鉢でツマグロヒョウモン蝶の幼虫を観察するようになりました。
最初の年は、幼虫の見た目のあまりのドクドクしさに、気持ち悪くて、もしや毒があるかもしれないとネットで調べたところ、これが美しい蝶の幼虫だと知り、驚いたものでした。
(2年前にもう一つのブログに綴ったその時の記事→ツマツロヒョウモン

去年は一度に七匹もの羽化を経験して、今年はどうかな?と楽しみにしていたのですが、今朝2匹が羽化しました。そして確認したところ、あと大小4匹の幼虫がスミレ鉢に居ました。

今朝羽化したツマグロヒョウモン蝶(右下側)と、多分最終幼齢虫?(そろそろ蛹になりそうな状態)の幼虫(左上側)。
昆虫の苦手な方、ごめんなさい。ツマグロヒョウモン蝶の幼虫は、何年も見慣れていても、綺麗とは思えないです。セリ科を食草にするキアゲハの幼虫や、ミカン科を食草とするナミアゲハの幼虫は可愛く思え、ナデナデしたり出来たりするのですが、ツマグロヒョウモン蝶は毒が無いと解っても、このトゲトゲを触るには躊躇してしまい、そーっと見守るだけにしています。
羽化した写真が撮れて満足して家に入りました。

※今日は広島原爆投下の日。
8時からNHKをつけて、広島平和祈念式典の様子をテレビで見ながら、8時15分に広島の方向に向かい冥福を祈り黙祷。

戦争は嫌だ。
私たちは同じ地球に生まれ、同じ地球人としてお互いを尊重しあって、ただただ世界中の人々が皆平和に、穏やかに暮らせる世の中であってほしいと願う。
普通に平凡な日々がどんなにか幸せな事かと、改めて思う。

その後、スミレを見に外に行くと、羽を広げたり閉じたりしながら、飛び立つ準備を始めていたので、慌てて再度カメラを取りに家に入っている間に、飛び立っていきました。
上の二枚からは雄雌の違いが分かりにくいのですが、今日羽化した2匹はどちらも雌でした。
広げた時、表側の羽に黒い模様が見えました。

ヒラヒラと飛び立った後、庭のボウガシの木で羽休めをしている様子。ジーッと動かずに停まっています。あの幼虫が蛹の中でどう変化して、こんなに綺麗な蝶になるのかしらね?本当に不思議です。

飛び立った後、抜け殻となった蛹。
蛹の背中が割れて蝶が出てくる時、実は「お印」があるんです。

(昨年の羽化の様子)
携帯で撮影の為、画質が悪くてすみません。
この写真左下側に見えるように、蛹から蝶が出てくる瞬間、赤い液体も飛び散るのです。
血液に似ているので、最初ビックリしましたが、これが羽化した証拠となります。

スミレには申し訳ないですが、羽化を見るのがこの時期のささやかな楽しみなのです。

8.05.2013

ミケランジェロ展(福井)

 システィーナ礼拝堂500年祭を記念して、ミケランジェロ展が、福井県立美術館で8月25日まで開催されているので、友人と一緒に先週出かけてきました。「人類の至宝ついに来日」とあって前評判がかなり良かったのと、東京開催に先駆けて開催されるのが、福井だけだということで、これは絶対見ておかなければ。。。と、すごく楽しみだったのです。
平日だったからか、会場は意外とすんなり入場出来ました。

音声ガイドを借りると(有料--500円)じっくりと、解説を聴くことができます。

ミケランジェロの描く女性って、筋肉隆々。それはどうして?
「レダのための頭部の習作」の解説を聴いて、納得できました。

見どころは「レダのための頭部の習作」と、10代の時に制作したとされるレリーフ「階段の聖母」。
特に「階段の聖母」日本では初のお披露目らしいです。素材のところに大理石との説明がありました。10代の時に、マリア様のお召しになっている布の柔らかさとかを、この大理石のレリーフで表現できるなんて、若い頃からやっぱり凄いんだなぁ。。。と思いました。

なかなか国外に長期に貸出しできない作品らしいですよ。
日本で開催されるこの機会に鑑賞されてみてはいかがでしょうか。