10.24.2010

「石の原野」と「人形の家」 トーヴェ・ヤンソン コレクションGET


探していたトーヴェ・ヤンソン コレクション全8冊のうちの2冊「石の原野」と「人形の家」を購入することが出来ました♪ 

今日届いた「石の原野」は、ネットだとかなりの高額(定価1442円に対して3倍近くの値が付いているものも)で、手に入れるのは諦めかけていただけに、ブックオフさんから入荷のメールを頂いた時は嬉しくて嬉しくて、すぐ購入手続きをしました。
しかも中古品なのに状態はとても良く、帯は無かったものの、色あせ等もなく綺麗な美本でお値段が450円だったのです。
狂喜乱舞しそうになりましたよ。巡り合えて今所有できているなんて、すごーくラッキー♪
どなたが売りに出されたのかわかりませんが、本当に有難うございます。
大切に読ませていただきます。勿論大切に保管しますし、大事にします。

残るは、「太陽の街」「聴く女」「フェアプレイ」の3冊です。
実は「フェアプレイ」は、手に入れるまで待ちきれずに、図書館で借りてきて、只今少しずつ読み進めているところです(笑)
図書館に全8冊有る事に気づき、フェアプレイを借りてきたのですが、「石の原野」「人形の家」を読み終えて、それでも残る「太陽の街」「聴く女」が購入できなければ、やっぱり図書館で借りてくることになりそうです。
出来るならば8冊揃えたいのですけれどねー。
でも焦らずに待ちます。ご縁があればいつかは巡り合えるかな。。。

読書・・・気づけば、ダラダラながら続けていることになるのかな(笑)

Home roasting coffee1

<珈琲の焙煎初日>

今日から珈琲の焙煎の練習を始めます。

「誰のためでもない。自分が美味しいと思える珈琲を自宅で自分で焙煎して、自分で淹れて、自分や家族、時には友人と飲みたい」

これは家庭料理と同じ。
一流のシェフが作ってくれる料理も食べたいけれど、家で食べる料理はその家々の「家庭の味」があり、家族が美味しいと思える味はそれぞれに違う。
珈琲も、美味しい珈琲をカフェで飲みたい時もあれば、家で「自分が美味しいと思える味」のものを飲みたい時もある。
ふとそう思ったので、自分で焙煎してみようと。

初日の今日、選んだ豆は、「ガァテマラ ラグリマ・デ・アンティグア SHB」という豆です。
豆と一緒に送って頂いている「豆情報」によりますと、「アンティグアの涙」という意味を持っているそうで、とても素晴らしい豆だという事を知りました。
豆を栽培されているその国や土地に思いを馳せつつ、栽培されている農園の方々の事、そしてその後保管、管理されて私のところにこの豆が届けられたことなどを思いながらローストすると、一粒一粒が愛おしく感じれます。

珈琲生豆: ガァテマラ ラグリマ・デ・アンティグア SHB
スクリーンナンバーはS-14/17
焙煎初心者でも、ハゼ具合が判りやすいので、
扱いやすいということで、まずはこの豆から。

焙煎の用具。
今回は生豆50gを焙煎。

何しろ焙煎は何もかもが初の経験なので、豆と一緒に送って頂いた各豆毎の「焙煎レシピ」がとても役立ちます。それと焙煎器「焙煎上手」の使い方も、丁寧に描かれたリーフレットが付いていたので、助かりました。

焙煎には、余熱、蒸らし、本焙煎(1ハゼ、2ハゼ)という工程があることも知りました。
どうやらこの中でも特に「蒸らし」という作業がとても重要なようなことも解りました。

今回は、余熱1分、蒸らし5分、本焙煎(1ハゼ1分、2ハゼ1分)と進めていきました。
焙煎完了後の豆。 オイルが出ています。

ミディアムローストを狙っていたのに、思っていたよりも煎りすぎたような・・。
焙煎後、すぐに豆を冷まさないと、豆自体の熱で焙煎が進んでしまうというのも、体験からわかりました。すぐにふるいに掛け、団扇であおり冷ましました。
なのに、想像以上にローストが進むこと! 

今回の焙煎は、「蒸らし」がとても大切だと理解していたのに、その「蒸らし」が上手く行かなかったと感じています。
すこし焦ったのと、火から焙煎器までの距離が近かったかな?と、反省。

珈琲を淹れる時も「蒸らし」で豆がふっくらとするのと同じように、焙煎でも「蒸らし」がちゃんと出来ていると、豆がふっくらとするのだと思いました。
まだまだ経験不足なので、次回はその「蒸らし」が上手く行くように焙煎したいと思います。

50gの生豆は、焙煎後42gになっていました。
3日後に飲むのが楽しみです。

10.23.2010

ハンドロースター

やっと念願のハンドロースター(手焙煎器)を購入しました。
珈琲豆を焙煎する為のハンドロースター。「煎り上手」
生豆も3種類セットになっています。

自分で飲む珈琲の豆は、自分で焙煎してみたいと、ずっと思っていたので、これからしばらく練習していきたいと思っています。
同梱の豆の説明書。
楽天モールに出店されている「FromHands」さんにて購入。

嬉しいことに、それぞれの豆毎に豆の産地や香り、味などの情報と、更に焙煎の目安も書かれていて初心者的には助かります。

珈琲豆は、生豆の状態だと1年くらいは保存可能なのですが、焙煎してしまうと美味しいのは焙煎後3日目くらいがピークで、1週間が過ぎるとあとは、どんどん風味が落ちてくるのです。それならば自分で少しずつ焙煎しようと思ったのです。
上手く焙煎できるようになるまで、きっといろいろと悩むんだろうなぁ。。。
って、いつか納得できる焙煎が果たして出来るようになっているのかな?・・・(笑)
とにかく、明日から頑張ってみます。

会社帰りに、最近OPENした珈琲豆のお店「hanahana」さんに寄って、珈琲豆も買ってきました。
試飲させていただいたらすごく美味しかったです。

こちらのお店では、試飲はボダムのフレンチプレスで淹れて下さいました。
自ら珈琲農園に出かけて豆を仕入れされたとかで、とっても美味しい珈琲豆を提供されています。
飲むのが楽しみです。

工程を楽しむものと、お任せで楽しむものと・・・。

今までに、暇な時に時々考えていことがあって、何かを「やってみたい」と、思って始めはしたものの、やっている途中で止めてしまったり、続けられなかったりすることが多々あって、じゃぁ、ダラダラとでもいいから続けていっているものって有るのかな?と。

で、分類してみたところ、「写真関連」と「珈琲関連」はどうにか続けているみたい。 挫折、或いは途中でとまっているものには、刺繍、手芸、読書、ガーデニング等。

続けているものは、その工程自体が楽しいと感じているからだと気づき、挫折したものは、その工程が「めんどう」と思ってしまっていることにも気づき。

珈琲も、写真も、出来上がりは勿論楽しいのですけれど、出来上がるまでの工程が楽しく感じれるから続けていけるんだと気づき、自分自身のことをやっと少し判った気がしている。

工程を楽しいと思えるものは、他人からすれば「めんどう」と思えるものでも、やたらと手間隙かけてやっていたりして、そのことすら快感だったり。
珈琲の豆を毎回ハンドミルで挽く楽しさ。
珈琲の粉をネルドリップで入れる楽しさ。
お湯の温度を測る楽しさ。
珈琲ミルのお手入れをする楽しさ。
抽出が終わった後のネルのお手入れの楽しさ。
これらは、美味しい珈琲を飲めるまでの前段階で、そのプロセスが楽しくて、結果美味しい珈琲が飲めれば尚嬉しい。。。という感覚。

写真も同じく・・。
構図を決め、絞り値を決め、それによってシャッタースピードを変え、シャッターを切る。
マニュアル機やピンホールカメラだったりすると、更に被写体までの距離を計ったり、絞りやシャッタースピードを計算したり、或いは露出計で測ってカメラのレンズを調整したり・・・。
撮るまでにいろいろな工程があって、それらを楽しんでいる。撮り終わった写真が上手く写っていれば喜び、上手くいかなければ、更に意図した通りに撮れるようにと考える。それが楽しみ。

反対に面倒だと思うことは、この時代の「三種の神器」に任せていいのでは?と思った。
写真だって、カメラ任せで充分綺麗に撮れるカメラもある時代だし、お米もお鍋で炊いてもいいけれど、美味しく炊ける炊飯ジャーもたくさん出回っているし・・・。 選ぶのは自分。
懲りたいものには拘って、スルーしたいものはお任せモードで(笑)、人それぞれ皆こだわる部分が違うのは当然だし、楽(らく)したいことも違うのは当然なのだから・・。

そして、挫折したり、途中で放り投げているものを再度始めたくなる時が、またいつか来るかもしれない。

10.16.2010

島暮らしの記録 トーヴェ・ヤンソン Anteckningar från en ö

Anteckningar från en ö by TOVE JANSSON

ムーミンの著者で有名な、トーヴェ・ヤンソンが、フィンランド湾の島-クルーヴハル(Klovharu-万力島-ハルは島の意だそう)で、トーヴェの彼女のトゥーリッキ・ピエティラやトーヴェの母ハム、猫のプシプシーナと暮らした記録の本です。
トーヴェ・ヤンソンのファンは、ムーミンも好きだけれど、晩年に書かれた大人向けの小説も好きな方が多いようで、私もその一人です。

この本は記録なので、物語のように起承転結があるわけでも無く、ただ淡々と、そのクルーヴ島で小屋を建てるところから始まり、途中途中の出来事を、日記のようだったり、メモ書きのようだったりとした形式で綴られています。 記録なのに、何故かこの本は好きで、読んだ後スキッとするというか。。 この本に限らずトーヴェの本全般に感じることは、ネチネチさが無くスッキリとしていて、まるで寒い日の朝の透明な空気に似たような気持ちになるんです。
表裏表紙。クルーヴハル。
トーヴェ達が住んでいた小屋や、島の一部の写真。

表紙2(おもて表紙裏側)
トーヴェの母ハムが描いたクルーヴハルの地図
とっても繊細で美しいです。

この本、祖父江慎の装丁ということもあって、それが話題になることもあるのですが、他にも、おもて表紙の裏側(表紙2)には、トーヴェの母-ハムが描いたクルーヴハルのイラスト地図が見開きで観れたり、本のところどころに描かれている挿絵はトゥーリッキによるものだったりと、ファンにとってはたまらない一冊でもあります。
とにかく、電気も水道も無く、まわりは海。食料といえば、自分達で獲った魚や、ジャガイモや、キャベツのスープ、コーヒー。とても不便そうに見えるのですが、でも彼女達にその時必要なものは、そこに十分あったのだろうと思いました。 この本からは、彼女達の満ち足りた気持ちが感じとれます。
kaikki tehdään itse!

トーヴェ・ヤンソンコレクション(ムーミンが出版された後に書かれた小説)の中の一冊に、「フェア・プレイ」というタイトルの本があるのですが、その小説は、この島暮らしの記録を物語のようにした話だとか。。。 トーヴェ・ヤンソンコレクションは数年前から集めて読み始めているのですが、このフェア・プレイは既に絶版らしく未だ購入できずにいるのです。(見つかるのはかなり高額なプレミアム価格ものばかりで。。。) 
時々何故か無性にトーヴェ・ヤンソンの本が読みたくなる時があります。、このフェア・プレイもいつか読みたいなと思っています。日本語の翻訳版が無理なら、英語版のでもいいから探そうかなと思っているところです。
その他。トーヴェ・ヤンソンの本や、トーヴェのイラスト。
(ムーミンが絡んでいないもの)
上段が「トーヴェ・ヤンソン コレクション。
全部で8冊出版されているうちの3冊を現在所有。
下段右はトーヴェが挿絵を描いている不思議の国のアリス。

10.11.2010

L'EST ROSE Mook, Book of Cath Kidston "Stitch!" and Cath's October 2010 magazine

予約していたL'EST ROSEのmook本が届きました。
(楽天で予約していたら、発売日に届きました。)
L'EST ROSE
レストローズ初のブランドムック本だそうで、ビニールコーティングされたコットンバッグが付録に付いていました。 レストローズの製品自体は、年齢的な感覚もあり、可愛いとは思うのですが購入したことが無かったのですが、このバッグはネット予約を見たとき、使えそうと思ったのと、大きさも丁度良かったので即予約。
使ってみると大きさも程良く、花柄も落ち着いた感じで、購入して正解でした。
花柄といえば、Cathの場合もそうなのですが、柄の出方が一つ一つ違うので、今回のこのバッグも、写真から判る様に、花柄とロゴ文字の赤が重なってしまって、Rの文字が読みづらくなっていました。
そして内側にスナップボタンが付いているのですが、たくさん物を入れるとボタンが弾いてしまうという点だけは少々残念だったかな。。と思うものの、トートバッグとしては概ね満足です^^

それより少し時期が前になりますが、予約していたCath Kidstonの新しい本 "stitch!" も届きました。
面白い偶然で、stitch! が届いたのと同じ日に、英国からCathの10月号のカタログも同時に届きました。
Cath Kidston's New Book "stitch!"

Cath Kidston's October 2010 Magazine

Cathの本といえば、今までに"make!" "sew!" と発売される度に購入してきましたが、実際に作ったことは未だ無くて、時々眺めているだけ。。の状態だったのですが、今回の "stitch!" はこれまでの3冊の中では、私的に一番好きなデザインのものが多くて、是非刺繍をしてみよう!と思えました。ちなみに表紙のポーチのキットが付録で付いています。
中身はお見せできないので残念ですが、可愛い薔薇柄や、ドット、ボーダー、キャス柄などなどの刺繍の仕方が載っています。 
特に一番可愛いと思ったのは、ユニオンジャック柄の上にミニ薔薇を上手く散りばめて組み合わせたクッションやパース(小銭入れ)などで、一個は作ってみたいなぁと思いました。

そして、この本の中の写真ですが、今までのキャス本のほとんどを手がけているPIA TRYDEさんによるものです。この方、キャス以外にも花の写真とか、Pure Style Home & Garden や、Simple Floral Home、Pure Style Outdoorsなど、美しい(私好みの)写真を撮られる写真家です。
このPIA TRYDEさんの名前が掲載されている本は、全てでは無いですが、知らず知らずのうちに写真をチェックしているみたいです。 
写真を仕事として携わっている身としては、美しい写真は観ているだけで勉強になります。

10月号のキャスのカタログも今回は良かったです♪
購入意欲がそそられますが、じっくり読んで、まずは眼の保養をしてから・・・ですね^^

10.09.2010

Semi Proud Camera

Semi Proud Camera

I've got a new camera nemed Semi Proud.
このカメラは国産(Made in Japan)で、製造は詳しくはわかりませんが1930年代頃のものだそうです。
詳しい資料はCamerapedia. orgを読んでいるところです。
残念ながら、蛇腹部分に劣化が見受けられ、このままでの撮影は不可ですが、それでもレンズやシャッター周りの金属部分は錆が無く、とても綺麗な状態です。付属していた革ケースもネット等で調べた画像と比べるとかなり状態が良いものでした。しかも革ケースと一緒に小さなケースが付いていて、中にはイエローのフィルターが入っていました。
以前購入したAgfa Silette--アグファのジレッテよりもかなり古いカメラです。
ピンホールカメラのように針穴から印画紙までの距離を測り、そこから絞り値を割り出し、天候を見ながら露光時間を計算して・・・というほどではありませんが、それでも自分で露出を計算しながら撮影できる楽しみが、当時の人達はあったんだろうなぁ。。

現代のフルオートでも撮影できるデジタルカメラの時代でも、やっぱり絞りやシャッタースピードを自分で調整しながら写す事が楽しみな私としては、魅力的なカメラです。